英語学習アプリの中で、最近私が一押ししているもの。
あのイギリスの大手老舗メディア「BBC」が運営している、「BBC Learning English」の公式アプリ(無料)です。
このLeaning English。
ここ二〜三年ほど聴いているのですが、今まで何故知らなかったのか…と、激しく後悔するほど。
本当にいいアプリなんですよ〜。
目次
BBC Learning Englishとは?
イギリスの大手老舗メディア「BBC」が運営する、英語を英語で学ぶことが出来る、無料の学習サイトです。
目的やレベル別に、いくつかの番組に分けられ構成されています。
番組は一本2〜3分、長くても9分程度の時間でまとめられ、随時新しいエピソードが上がり続けるため全くと言って良いほど飽きません。
そして何より、番組内容の質が素晴らしく、実によく練られています!
日本にいながら、本場の最新イギリス英語を聴き、ネイティブの生の英語に触れられるというのは、本当に有難い。
丁寧な質問の仕方、自分の意見の述べ方、ジョークの言い方なんかも分かります。
見てみるとカテゴリーはこのような感じ。
このカテゴリーを元に、いくつかの番組が作られています。
・Daily Lesson(2 mins)
・Everyday English(2 mins)
・Business English(6 mins)
・Learn with the News(9 mins)
・Grammar(6 mins)
・Vocabulary(6 mins)
・Pronunciation(3 mins)
レベル別に番組が用意されている
番組欄を見ると、初級、中級、上級といったレベルの表記がされています。
これを確認して、自分のレベルに合わせた番組を選択するのもいいですね。
・LOWER INTERMEDIATE(初級)
・INTERMEDIATE(中級)
・UPPER INTERMEDIATE(上級)
リスニングに最適
一つのエピソードが「数分」という、英語を集中して聴くにはちょうど良い時間の短さです。
同じものを何度も再生することが出来るので、反復練習も可能。
発音も聞き取りやすいですし、内容も興味が持てる話で飽きません。
最初はスピードの速さについていけませんでしたが、コツコツと続けることで、かなり聞き取れるようになってきました。
おそらく、これを毎日欠かさず習慣付けたら、かなりのリスニング力が付きそうです。
通勤時間中、または運動をしながらなど、空き時間にも簡単に聴くことが出来ますので、まずは手軽に始めてみるのもいいかもしれません。
台本の文字起こしがある
「Transcript」というボタンをタップすると、番組の台本を文字で見ることが出来ます。
聴くだけでは理解不能な箇所も「Transcript」で確認可能。
文章が確認出来れば、リスニング練習が捗りますよね。
さらにシャドーイングもやりやすい!
私は最近、これを利用しながら、シャドーイングと英文の書き取りに挑戦しています。
発音専門の番組も
発音に特化した専門の番組も用意されています。
独学ではなかなか難しい発音の習得ですが、音の特徴を論理的に知ることで、個人でも発音力のアップに繋がるはずです。
これは、リスニングの強化にも良さそう。
「通じる英語」を話すために、こちらも必聴です。
6 Minute English が聴きやすい
私が特におすすめなのが、「6 Minute English」という、Vocabularyの番組です。
最新の話題や時事ネタなどを考察する番組で、聴いていて素直に面白く、初めての方にも興味を持ってもらいやすい番組でしょう。
話し手の二人が掛け合いをしながら進めていくので、会話の進め方なんかも大変参考になります。
実際、英文が聞き取れたとしても、相手との会話の進め方、返答の仕方って難しいですよね。
失礼にならない返事、特にジョークを交えての会話などはなかなか学ぶ機会が持てないので、これを無料で聴けること自体が本当素晴らしいです。
BBC Learning Englishの中でも、長寿番組なのだそうですが、人気なのも頷けます。
英語は英語で学ぶ
そしてもちろん、Vocabularyの番組ということもあり、難しい英単語の使い方も分かりやすく教えてくれるんです。
私の経験上ですが…英単語の意味は、英語で解説されているものを理解する方が、絶対身につきます!
何故なら、そこに日本語が入ってしまうことで、いちいち日本語に訳してしまう癖がついてしまうのと、意味を正確に理解することが出来ないからです。
せっかく英語を学ぶなら、英語人の思考になって、英語で英語を学ぶことが近道かもしれません。
その意味でも、「6 Minute English」は大いに聴く価値ありです!
日本人はイギリス英語が合う?
日本人が英語で躓くのって、発音も大きいと思うのです。(あくまでも私の見解です…)
アメリカ英語なんかは、「R」の音がインパクト強くて、どうしても発音が難しいですよね。
その点、イギリス英語は日本人にとって発音が優しいです。
大まかに言うと「Car」は「かー」、「Girl」は「ガール」、「Water」は「ウォーター」のような感じで発音が出来てしまいます。
他にも日本語に近い発音は多くて、「Tomato」は「トマト」ですし、「Rest room」はなんと「トイレ」です。
丁寧で遠回しな話し方を好む
イギリスでは、知識層などは特に、礼儀を重んじてなるべく丁寧で遠回しな話し方を好むようです。
実際聞いてみても、「Could you〜?」とか「Would you〜?」が多い印象。
何かを注文する時にも「Can I have a 〇〇, please?」と、最後に必ずpleaseと言ってます。
率直というよりも、なるべく言葉を柔らかくして伝えているのだと思いますが、これは日本人にとって、馴染みやすい言い回しではないでしょうか?
聞き取れなくて聞き返すとか、人の横をちょっと通りたい時なんかは「Sorry」だったり。
日本語の「すみません」と同じような感覚で面白いです。
世界標準はイギリス英語
日本の学校で習う英語はアメリカ英語ですが、世界標準で見ると、実はイギリス英語が主流。
今まで馴染みがなかったので、意外です。
私が交流しているアジア圏の学生達もイギリス英語を使っていましたし、ヨーロッパの国々もイギリス英語を使っている印象があります。
これから世界に出て挑戦したいと考えている方は特に、イギリス英語にも挑戦して学んでみると、今後の人生でプラスになるかもしれませんね。
まとめ
「BBC Learning English」に少しは興味を持っていただけたでしょうか?
これだけの素材が揃っているのに、全て無料で利用出来てしまうという優秀さ。
リスニング、発音、グラマーなど、様々なカテゴリーの番組が用意されているので、これらをチェックするだけでも、かなりの英語力アップに繋がりそうです。
まずはインストールして、少しだけでも聴いてみてください。
もし「これいいな!」と思ったら、早速毎日コツコツと学習を続けていってくださいね。
継続は力なり。
私も引き続き頑張ります。